詩のかけら
高校生の頃、バイタリティが溢れかえっていた僕はそれを創作に注ぎ込もうとした。写真、デザイン、ダンス…色々なものをやったけど、結局短歌が一番楽しくなっていた。
今は全くと言っていいほど詩歌を詠むことがなくなったけど、それでも昔感じていたような言葉のかけらみたいなものがちらついて、おおよそ短歌とは呼べないような31文字をメモ帳に書き連ねている。
僕が短歌をやめた1番の原因は人間関係、というか、直接自分に害があるわけでも自分のせいというわけじゃないけれど、創作に携わる人間は皆我が強いので。
というわけで、ただTwitterのクイズ垢のプロフィールにはっつけてあるだけのこのブログにちょっとした短歌でも出しとこうかなと。特になんのアレもないので興味ない方は見ないで。(創作やってる人の承認欲求って歪みすぎているよね)
俳句もあったわ
蝶の羽一枚ちぎって迎え盆
お風呂場のタイルをなぞる 水滴に剥がれた角を閉じ込めただけ
半熟の果実の全てを押し込めて右の拳にただ残る過誤
朝日を背に街を歩いた湧き出した煙が全部を覆い尽くすまでには
揺れる視界街の意識が遠ざかり店を畳んだセブンイレブン
ゴム玉のような言葉を飲み込んで ただただ僕のごっこ遊びだ
転がった死にゆく感情 首都高、君を忘れるかもしれないね
起きるまで放っておけばいいらしい 恋の心が溶け出す夜だ
真っ直ぐに遠くへ行った光から 君がそうならそうなのだろう
緩やかな終わりのような雨が降る 等しく染まる、アスファルト、まち